こんにちは。
前回、前々回でコード進行を自在に操る講座を進めてきました。
ギターのフレット構造を活かす感覚を掴めてきましたでしょうか?
でも自在に使いこなしたいのはコードだけではなくスケールもですよね。
今回はそのスケールの進行法を学んでいきましょう。
理論編でスケールの考え方を学びましたね。
今回はその内容を踏まえて説明するので受講がまだの方は下記からご覧になってください。
今までスケールを教則本などで学んできた方は多くの場合、
スケールをフレットにできる形で覚えてきたのではないのでしょうか?
しかし、スケールを形で覚えてしまう事のデメリットは主に2つあると考えています。
スケールの形をなぞる癖が付いてしまう。
自分が弾いてる音名(度数)が分からなくなる。
いずれも自分のイメージした音を自由に弾くときに大きな弊害となってしまうので、
本講座では覚えることはしません。
覚えている方も一度忘れてしまって構いません。


コードも自分で作る作業をしてきましたね。
スケールも同じで自分で作っていく事でより自在に使えるようになります。
スケールで覚えるべき事はスケール各音の繋がり方でしたね。
例えばメジャースケールはドレミファソラシドという音のセットで、
このドを何音から始めるかで全keyのメジャースケールが作れましたね。
あとはドレミファソラシドと言いながら瞬時にギターで弾ければ良いのです。
それだけでスケールが自由に自在に弾けるようになります。
では実際に弾きながら感覚を掴んでいきましょう。
まずフレットを左右に動くメジャースケール(パターン.1)です。

高音に一気に飛びたい時に使えますね。
弾く時はドレミ~と歌いながら弾きましょう。
歌いながら弾くとスケール音を外したときすぐに気が付きます。
自分で作るスケールはその気付きが必須なのでその感覚を身に付けましょう。
では次に弦を上下に動くメジャースケール (パターン.2) です。

こちらはリードギターやギターソロなどを作るとき等に活用できますね。
この2つは良くみるパターンだと思います。
さて、ここからが自在に弾くテクニックになります。
それはこの2つの極端なパターンを組み合わせて使うと言うことです。
例えば、【C→E(パターン2)】+【E→C (パターン1)】です。

やってる事は簡単ですが、あまり見た事のない形ですよね。
次に、【C→F (パターン1)】+【F→C (パターン2)】です。

こちらもあまり見ないですね。
つまり、アイデア次第でスケールの形は無限大にできます。
大切なのは各音で次の行先(フレット移動か弦移動か)を自分で決めると言う事です。
これがスケールを縦横無尽に駆け回すコツになります。
まずはドレミ〜と歌いながらスケールを弾く練習を何度も繰り返してください。
メジャースケール各音の繋がり方を身体に染み込ませれば自然と出来るようになります。


つまり、メジャースケールで感覚を身につければ、
他のスケールは同様の考え方でスケール音に変化を加えるだけで作れると言う事です。
まずは分かりやすいメジャースケールでスケールを自在に使う感覚を養う事をお勧めします。
頭で理解しただけでは中々実践で使えず悩まれる方もいると思いますが、
何度も繰り返し弾くことで必ずスケールの感覚が身に付き自然と指が動くようになります。
辛抱強く頑張りましょう。
長くなりましたが、今回の講座は以上になります。
ありがとうございました。
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