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例え話で音楽を理解し自在に音を操るギター初心者講座【導入編(6)】 -コード(和音)基礎知識-

こんにちは。

今回は実際にコード(和音)を弾く前に、

コードの考え方について説明します。

アニリン
そろそろ指も痛くなって来たかな?? 今回は少し息抜きをしよう!!

さて、前回の復習になりますが、

パワーコードは出てる音が2種類(根音・完全5度音)であることを説明しました。

言い換えれば、その2種類の音が何個でても、扱いはパワーコードになると言うことです。

キャサリン
カレーのお米とルーで例えてた話ね!!

今回から学んでいくコード(和音)も同じように考えられるのです。

パワーコードは2種類の音だったのに対し、コード(和音)は3種類の音で構成されます。

アニリン
カレーで例えるなら、ご飯・ルー・福神漬といったところかな...笑。

逆に考えると、

その3種類の音が最低でも1音ずつ出ていれば、コードとして成り立つという事になります。

すなわち、コードは最低3本の弦を使えば鳴らせてしまうというなんです。

この考え方とても大切なので頭に入れてしまいましょう。

では、その3音とか何かを説明します。

ここで前回までの復習です。

パワーコードの2音の構成は何だったでしょうか?

答えは根音・完全5度音でしたね。

キャサリン
Cパワーコードでいえば、C(ド)が根音・G(ソ)が完全5度音だよね!!

では、コード(和音)に関して言うと、パワーコードに3度の音を加えた音なります。

ポイント

コード (和音) 構成:根音+3度音+完全5度音

例えば、CコードでいうとC(ド)・E(ミ)・G(ソ)になります。

E(ミ)はド・レ・ミと数えて、3つ目の音ですね。それが長3度音です。

参考.1) コードには4和音のコードもありますが、別講座で解説します。

参考.2) 3度音には長3度と短3度がありますが、別講座で解説します。

では次にDコードについて一緒に考えてみましょう。

アニリン
DコードはD(レ)が根音になるよね?
キャサリン
レ・ミ・ファ・ソ・ラと数えると、3度がF(ファ)・5度がA(ラ)だ!!
アニリン
うん...実はここに落とし穴があるんだ。詳しく説明するね。

答えは3度音がF#(ファ#)・5度音がA(ラ)になります。

参考 ♯とは半音高いという意味です。

3度音のFに#が付きましたね。なぜそのような事になってしまうのでしょうか??

その説明をするために、まずギターでドレミファソラシドを弾いてみましょう。

察しの良い方はお気付きかもしれませんが、

E(ミ)とF(ファ)・B(シ)とC(ド)だけが隣同士つまり半音で繋がっているんです。

この半音がある事で音名の表記にズレが生じてしまったんですね。

参考 ギターは1フレットが半音です。

キャサリン
#が付いたり付かなかったりややこしい...これを各コード1つ1つ覚えていくなんて絶対無理...!!
アニリン
大丈夫!!  無理して覚える必要なんてないよ。その代わりにギターがあればコードの構成音を自分で導き出せるようになっておこう!!

まずコードの構成は根音+3度音+5度音ですね。

つまり、どのコードも各構成音の距離(音程)は変わらないと言うことです。

これを利用して各コードの構成音を導いていきます。

それは、各コードの根音をドと見立ててドミソと数える方法です。

例えば、Dコードであれば根音のD(レ)を仮のC(ド)と見立ててドレミファソと弾くのです。

そのミに当てはまるフレットの音名が長3度音、

ソに当てはまるフレットの音名が完全5度音になります。

実際にDコードでやってみましょう。

ちゃんとD(レ)・F#(ファ)・A(ラ)になりましたね。

他のコードも最初の根音を変えるだけで導けますので練習してみてください。

これが出来ればどのコードでも構成する3つの音がわかります。

コードは基本的に3種類の音で構成されることはしっかり覚えておいてくださいね。

では、次に教則本に載っているような6本の弦を用いたコードとは何なのか...

疑問に思いますよね。例えば、Cコードは以下のフォームが多く見られます。

キャサリン
うぅ・・難しそう・・・指動かない・・・
アニリン
僕も始めたばかりの頃は泣かされてたよ><

では、この押さえ方で出てる音の種類を確認してみましょう。

察しの良い方はもうお気付きなられましたか?

そうです。同じ種類の音が重複して出ているんです。

もちろん、6弦全部使えれば音の広がりも有り素敵な和音が鳴りますが、

必ずしも全部の弦を使わなければならないなんて事はないのです。

上図からCコードはC・E・G音がなれば良いことが分かりますね。

それは、1-3、2-4、3-5、4-6、どの3弦を使っても作れます。

この講座ではまず3つの弦を用いたコードから練習していきます。

次回から頑張っていきましょう。

少し長くなりましたが本日の講座は以上になります。

お付き合いありがとうございました。

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